親知らずによる病気
虫歯や歯周病
親知らずが「傾斜」して、歯肉に半分埋まった「半埋伏」状態では、親知らずの周りが「不潔」になりやすく、親知らずだけでなく、その手前の歯(第二大臼歯)まで虫歯や歯周病になることがあります。
歯冠周囲炎
親知らずの周囲の歯肉が急に赤く腫れて痛くなることがあり、これを歯冠周囲炎、あるいは智歯周囲炎といいます。20~30歳台に多く見られますが、60歳を過ぎても散見されます。歯冠周囲炎が悪化すると、顔まで腫れて、口が開きにくくなったり、ノドが痛くなったり、首や胸にまで炎症が広がれば、命に関わることもあります。